子供が大きくなるにつれ、食費はウソのように上がっていくもの。
学校や塾、習い事だけでなくお小遣いにも、お金がかかって仕方がない。
家族で旅行や外食にも行きたいけれど、家や車のローンもあって、厳しいやりくり。
保険やスマホも見直しするけど、他に削れる費用はないか?世の中の主婦は、そんな風に考えているでしょう。
そんな時、ついつい目が行きがちなのが、旦那の小遣い。昼食代以外に、いったい何にあんなに使っているのか分からない、コスト。
では、世の中のサラリーマンたちは、平均でいくら小遣いをもらっていて、どういった本音を持っているのでしょうか。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
ズバリ、サラリーマンの小遣いの平均
こんにちは、まさです。
いきなり結論ですが、サラリーマンの小遣いの平均は37,428円。(2017年の新生銀行の調査結果より)
また、サラリーマンの小遣いはおおむね給料の1割程度が平均のようです。
自分のところと比べて、いろいろと考える主婦の方も多いでしょうね。
多いところだと、「この程度までなら下げられる」などと思われてしまいそうで、ちょっと怖い。
逆に2万5千円しかもらっていない私は、この水準まで増やしてと、おねだりしたくなります。
コンマ何秒で却下されるのが初めから分かるので、黙っていますが。
ただ、この結果との比較だけで、小遣いの適正額を考えないように気を付けたいもの。
だって一口にサラリーマンと言っても、調査対象はさまざま。
- 収入を自由に使える独身者もいれば、扶養すべき妻と子供がいる者もい
- 20代もいれば、50代もいるし、給料にも幅がある
家計の中から小遣いに出せる金額も変わってくるのは当然。
そんなのを全部一緒に平均したのが、小遣い37,428円という数字です。
子育て中のサラリーマンは小遣いも少ない!
同じ調査結果をもう少し深く見てみると、子育て中のサラリーマンの小遣いが少なくなっているのがわかります。
- 未婚者の平均は、43,716円
- 子供が独り立ちしつつある世代の50代では44,040円
- 小学生の子供のみいる世代のサラリーマンでは23,638円
まさに谷底。
やはり、子育てはお金がかかります。
子育てにかかる費用は将来への先行投資とは分かっていても、大変なのに変わりありません。独身者がうらやましくなったりもします。
子供に甘いお父さんの財布の紐事情
家計に占める子育ての割合が高くなり、サラリーマンの小遣いが圧迫されている事実。
しかもその小遣いも、子供たちのために結構使ってしまうお父さんも多いかも。
私の上の子供は女の子ですが、保育園の年中さん。
休みの日に散歩に行こうとせがまれますが、それはたぶん、いろいろ買ってもらえるから。
散歩の度にお店屋さんに立ち寄り、おねだりされます。
昨年くらい前までは、 コンビニで数十円の駄菓子を買ってやったら、満足してくれました。それが最近では急に、単価が上がってきています。
日曜朝の女の子向けアニメのキャラクターがパッケージに印刷されたお菓子とか。
お菓子だけでなく、髪飾りやブレスレットみたいな装身具や、ファンシー雑貨の類。キャラクターがいっぱい載っていて、ふろくもたくさん付いている幼児向け雑誌。
ちっちゃい両手で手首を掴まれ、上目遣いに「おとうしゃ〜ん、これ買って〜」とおねだりされると、財布の紐も緩みます。
サラリーマンの少ない小遣いを苦に感じながらも、その可愛さには負けてしまいます。
それでも今はまだまだその程度で済んでいるのかもしれません。
彼女がもっと大きくなって、物欲のレベルが上がっていったら?まだ未満児の下の子が大きくなったら?
今のままでは、自分の事ながら先が思いやられます。
うちの場合、息子にお金かかった…
「すっごいいいジーンズ見つけた。」
「うん?いくら?買ったら?」
「8万」
「そっか…」
簡単に出せる金額ではなくなります…。
当時、流行っていたEVISUにトゥルーリリジョン。EVISUなんかは、ヤフオクで売るにも価値が下がっているらしくって、めんどくさいので放置しています。
一人暮らしする時、持っても出ずに、あけもしないタンスに何本あるか…。
初めての子で可愛すぎて、甘やかしすぎました。
サラリーマンの小遣いは給料を上げる必要経費
子供にお金がかかるような世代のサラリーマンは、仕事上でもお金がかかるような世代に重なります。
平均的なサラリーマンだったら、部下や後輩もまとまった数がいる世代です。
昔と比べたら人間関係は希薄になったかもしれませんが、それでもいわゆる「飲みニケーション」は根強く残っています。
部下や後輩たちとの親睦に、仕事帰りに一杯というサラリーマンもまだまだ生き残っています。
先にあげた調査結果では、サラリーマンの飲み代は1回あたり平均5,286円。
この中には、ひとりで飲んだり、同僚と飲んだりした分の他に、いわゆる「おごり」も含まれるでしょう。
それだけではありません。
- 一緒に外回りした部下に缶コーヒーをおごる
- 何かの折に、ランチをおごる
少ないサラリーマンの小遣いの中からの出費、「おごり」は、決して後輩や部下を釣るためのものではありません。
チームを上手く回す潤滑油として必要なものだという意識が、とても強いと思います。
チームが上手く回って好成績を上げれば、自分の評価もプラスになって返ってくるもの。出世して、給料を上げるための必要経費としての「おごり」という見方もできます。
本当なら、家計費から出したいのが本音でもあります。
これ以上小遣いを下げないでむしろ上げて
2017年のサラリーマンの小遣いの平均は、前年よりも445円下がったという調査結果。
では、サラリーマンの小遣いがピークだったのは、「いつ」の「いくら」でしょうか?
それは、1990年の77,725円。
サラリーマンは今の倍以上も多くの小遣いを自由に使えていたのです。
1990年といえば、バブルまっただ中。
日本中が毎日、お祭り騒ぎのように浮かれていた頃。
それから、「失われた10年」とも「20年」とも言われる時代を経るうちに、こんなに下がってしまいました。
一旦下がった小遣いは、なかなか上がる気配がありません。
子育てだけでなく、家や車のローン、スマホなどネットに関わる費用も、家計を圧迫しています。
家族のいるサラリーマンの小遣いは、これから先も減らされる方向へ圧力がかかるでしょう。
昔みたいに、いっぱい小遣いが欲しいとは思いません。
でも、サラリーマンにとって小遣いは、家の内でも外でも欠かせない、栄養素みたいなもの。
有り余るほどはいらないけれど、欠乏すればたちどころに悪影響。だからこれ以上減らさないで欲しいなぁと、思ったりするのです。
うちのお父さんはサラリーマンじゃないけど、私たち娘にはさんざん贅沢させてきたけど、同じように孫にしてやれないって愚痴ってる。すごくツラいみたい。