なんとかハラスメント…現代語と言える言葉。そんな中でも『マネーハラスメント』という言葉を知っていますか?
略して『マネハラ』は、お金がらみで苦痛を感じさせる行為。
人間同士誰でも起こりうる事です。
- 生活費が足りないのに、くれない夫・妻
- お小遣いをくれない、夫・妻
- お金に細かく、とにかくうるさい夫・妻
これは、夫・妻からマネハラを受けていると考えていいかもしれません。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
夫婦間のマネーハラスメントの全貌
夫婦のマネハラ【1】常に上から目線でものを言う
- 「女は家庭を守るのが仕事!」専業主婦であれなければいけないと、昔ながらの考え方で、働かせてくれない
- 少しでもお金の事に口を出すと、「誰に食わせてもらっていると思っているんだ。」「俺のおかげで幸せでいられるんだろう。」「口を出すな。」と精神的苦痛を感じさせる
- 主婦の仕事は家を守ることなのに、家事掃除がちゃんとできていないと文句を言う。「俺より稼いでから言え!」常に上から目線で、抑えつける
- 家族問題や何らかで口論になったり、自分の都合が悪くなったら、「俺のおかげで食えているくせに、偉そうに言いやがって。」と、働いている立場を利用して怒る
夫婦のマネハラ【2】優しさや思いやりの心が一切ない
- 稼ぐ金額の多い自分が一番偉いと考えて、俺の方がしんどい思いをして頑張っていると、思いやりをもたない。たとえ熱があっても自分の事ばかり
- 仕事でヘトヘトなのに「家の事を手抜きしているから、疲れたって当たり前。」と、家事を全く手伝おうとしない
- 共稼ぎで一生懸命働いているのに、家のことをちょっと手抜きしたり「頑張っている」意思表示をすると怒る
- 生活費が足りないから働いているのに、「働かせてやっている」「お前の好きにさせてやっている」とめちゃめちゃな事を考えている
夫婦のマネハラ【3】とにかく馬鹿にする
無駄使いをしていないのに、買ったものに関していつも文句を言う。
エアコンの効きが悪いし電気代もいるし、買い換えたい。もうかなり古いから、新しいスマホやパソコンが買いたいと言うと、全力で反対する。
- 「金に余裕ないだろう。」「物を大切にできないのか。」
- 「これ本当にいるのか?無駄使いだろう。」「お金のありがたみをわかっているのか。」
- 「なんでも買えばいいと思っているのか。」「欲しいばかりで他に何か言えないのか。」
- 「もっと考えて使え。」「稼ぐのがどれだけ大変かわかっているのか。」
- 「苦労知らずはこれだから。」「そんな贅沢できるのか。」
- 「お前のためを思って、お金の使い方を制限してやっているんだ。」
- 「お金の使い方の感覚がおかしい。」「世間知らずで全く世話がやける」
安いものをまとめ買いしたり、自分が気に入らないことがあれば、なんでも否定する。
必要なものであっても、買えない。出かけている時、外食を提案できない。少しでも高額になれば、相談しているだけなのに怒り出す。
自分は、結構なお金の無駄使いをしているくせに、自分のお金の価値観を押し付け、お金を支払うタイミングになるととにかく大げさにうるさい。
夫婦のマネハラ【4】被害者ヅラする・異常者よばわりする
- 給料が少ないから貯金できないだけなのに、「お金を貯める術をしらない。」「無駄使いばかりしているからだろう」と攻める
- 自分が選んだ仕事なのに、常に家族のためと称して、被害者ぶる
- 「本当はこんなことやりたくないのに、家族のためを思ってやってるんだ。」と人のせいにして恩を着せてくる
こんな給料じゃ、無駄使いさえできないのに。
夫婦のマネハラ【5】与えてくれる生活費が少ない・言いなりにならせようとする
- 給料が多くても、もらえる生活費や小遣いが少ない
- ボーナスが出ても一切もらえない
- 生活費がギリギリでも、絶対くれない
- 「この間渡したばかりだろう!」「足りないはずがない!」と、2度と言えないように釘をさされる。
- お金の使い道をことこまかく尋問・管理される
- 何が何でもパートへ行かせ、給料全額家庭に入れるよう強要する
マネハラ夫・モラハラ妻になっていませんか?
夫婦で起きるマネハラ問題…おそらくどこの家庭でも、1度は言ったセリフが1つくらいはあるでしょう。
夫であっても妻であっても、これらの考え浮かんだ経験ない方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
どちらの方が悪い と考えれば、自分が正しいのはあきらかです。両者とも、自分が正しい・相手が間違っていると考えているでしょう。
夫婦の離婚問題は、ほとんどが価値観の違いですよね。
- 自分がマネハラをしていないか
- 相手が傷ついていないか
- 相手を否定しすぎていないか
- 自分だけを正当化していないか
自分の立場で考えるのではなく、「もしかしたら、こう考えているかもしれない。」「自分はマネハラしているかもしれない」と、一度予測してみる努力が必要ですね。
それでも、明らかにおかしい場合であっても、自分が選んだ相手です。
決めつけて責めるのではなく、お願いする方がいいですね。
1歩ずつ歩み寄って、和解できるのが一番良い方法です。
とは言っても、そんなことなかなかできないよね。やっぱり幸せのためには、お金が絶対必要ですね。
「愛がお金に勝つ?ありえない。お金があったら何だって買える。」大変、現実的でよろしい。
「でも、お金で買えないものも本当にあるよ。」と言った私です。
浜省の『丘の上の愛』ご存知ですか?「愛が買えるなら、その涙のわけを教えて…」懐かしい。浜省の曲の中で、一番大好きな歌です。
ともかく、過剰すぎるマネーハラスメントの夫や妻は本当に許せません。
本来は話し合いで解決するのが望ましい方法ですが、相手にその気がなければそういうわけにはいきませんよね。
あまりにひどい場合は、経済的DVとして相談をしてみてはいかがでしょうか。