愛や幸せはお金で買える・買えない、色々な考え方があるでしょうが、あなたはどう思われますか?
お金があっても円満でない夫婦もいる、お金がなくても円満夫婦だっていますよね。
はたして、夫婦円満のための収入は、どのくらいなのでしょうか。
そして、円満夫婦にお小遣いの額は関係あるのか、さらに愛とお金の重さは比較できるのでしょうか。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
夫婦円満 幸せになれる世帯年収ランキング
exciteニュースで、2017年『夫婦が幸せになれる世帯年収ランキング』が発表されています。
- 1位:600万円以上(28.72%)
- 2位:400万円以上(22.67%)
- 3位:800万円以上(14.86%)
- 4位:世帯年収は関係ない(14.36%)
- 5位:1000万円以上(9.07%)
- 6位:1200万円以上(6.05%)
- 7位:200万円以上(4.28%)
夫婦円満のための世帯年収の1位は、年収600万以上。
次いで400万と下がっていますが、3位は800万といきなり2位の倍です。
そして、4位は『世帯年収は関係ない』という結果に…。5位6位の額の多さはよくわかるような気がします。
7位は、最低限あればいいという感じで『年収は関係ない』と同じなのでしょう。
【1位】夫婦円満に必要な年収600万以上
夫婦円満に必要な年収1位は、600万。
国税庁の平成27年度『民間給与実態統計調査』の給与階級別分布として、以下のように発表されています。
(※対象 既婚者未婚者記載なし・給与所得者28,314万人)
- 100万以下 : 884000人
- 100万〜200万 : 2,068,000人
- 200〜300万 : 3,599,000人
- 300〜400万 : 5,190,000人
- 400〜500万 : 4,968,000人
- 500〜600万 : 3,660,000人
- 600〜700万 : 2,375,000人 ⇒ 8%
- 700〜800万 : 1,696,000人
- 800〜900万 : 1,180,000人
- 900〜1000万 : 778,000人
- 1000〜1500万 : 1,414,000人
- 1500〜2000万 : 302,000人
- 2000〜2500万 : 92,000人
- 2500万超 : 109,000人
年収600万以上稼いでいる男性は、たったの8%。高所得の方がいかに少ないかがわかります。
年収600万円とはいえ、手取り額ではありません。リクナビネクストによると、年収600万の手取りはボーナス平均額98.2万円として、月収平均約40万。
この中に既婚者がどれくらい含まれているのかわかりませんが、円満夫婦はこれだけ少ないと言えるのか…。
そうとは限りませんが、やはり『理想』といったところでしょうか。
【2位】夫婦円満に必要な年収400万以上
夫婦円満に必要な年収2位の年収400万。
またリクナビネクストを参照すると、年収400万円台のボーナス平均額は74.3万円、月収平均額28.2万円。
月30万にも満たないんですね。
月30万の収入といえば…先日2019年6月10日、阪急電鉄の以下の中づりが撤去されています。
生き甲斐のない生活を送るか
30万だけど仕事に
行くのが楽しみで
仕方がないという生活とどっちがいいか…
このポスターに対し「(高級住宅地のある)阪急沿線の金銭感覚だ」…という批判が殺到したのだとか…。
「(高級住宅地のある)阪急沿線の金銭感覚だ」などと批判が殺到
>>撤去ってな。「月収の基準ずれてる」 阪急電鉄の中づりに批判殺到:朝日新聞デジタル https://t.co/ZfKyKFLCDK
— りん+ 🥚(っ'-')╮ =͟͟͞͞ 🥚ベチャッ (@ringz34) 2019年6月10日
他にもさまざまな意見があります。
手取り20万以下の私は一体…
— 阿川春継 (@yukihazime) 2019年6月10日
阪急阪神ホールディングス様へ
50万円じゃ足りないんですよ。
5000兆円ないと足りませんよ()— カサイ"隠居屋"ゴートク@YNWA_6.23 (@KasaiGotoku) 2019年6月10日
まあ手取り30は低所得でしょう。ボーナスの有無にもよりますが。
— タシガニ (@Xi1dJt) 2019年6月10日
- 30万は高所得である
- 30万は低所得である
- 50万あっても足りない
さまざまな価値観があるんですね。
とはいえ、金銭感覚がズレていると言いながら、30万の月収では満足していないということ。
ある意味、30万円を高所得だとは思っていない方もいるんですよね。
独身の方もいるでしょうが、ご結婚していれば不服が出て、当然夫婦ゲンカになる場合もあるでしょう。
2位の『夫婦円満に必要な収入400万以上』は、本当に最低ラインとしての回答なのかなと感じました。
手取り30万あっても、家のローンに、光熱費・保険・子どもの学費、全ての生活費を差し引いていけば、もはや赤字。よほど、節約生活をするか、夫婦のお小遣いを減らすなどの努力が必要でしょう。
共稼ぎは、絶対必須の状態。
やっぱり3位の年収800万くらいはあってほしいかも。
【3位】夫婦円満に必要な年収800万以上
夫婦円満に必要な年収第3位は、800万以上。
こちらもリクナビネクスト参照で、年収800万円台のボーナス平均額155.1万円、月収平均額49.1万円。
約50万です。
年収600万の際に掲載した、国税庁の調査を参考にした円グラフで見るとわかるように、年収800万円代稼いでいるのはたったの4%です。
共稼ぎでも、なかなか難しい所得ではないでしょうか。
家事育児と両立しながら、そこまで多くは稼げない女性の方が多いのが現実です。
【4位】夫婦円満に収入は関係ない?
『世帯年収は関係ない』夫婦円満のために必要な世帯年収アンケートで4位になった回答。
こちらは、気持ちの面も表していると考えられますね。
以下、マイナビに記載されている2015年11月のアンケートです。
「愛」 113人(30.5%)
「お金」 258人(69.5%)
お金の方が多くを占めていますが、どちらも間違ってはいませんよね。
ただ、お金があっても、浪費家の夫や妻なら円満ではいきません。もはや、愛云々なんて言ってられない…。
あればあるだけ使う旦那さまもいるでしょう。
PRESIDENT Onlineで、こういった記事がありました。
1万件以上の赤字家計を再生してきた、家計再生コンサルタントの横山光昭氏の言及です。
「年収300万円クラスの家計は、やりくりがとても上手です。(中略)必要最低限の支出で十分満足できるものを上手に組み合わせている。だからか、所得の多い人よりも『リッチな気分』で暮らしているように見えます。おまけに、どの(年収300万円の)家庭にも共通していえるのが、夫婦仲がいいこと。使えるお金が限られているから、夫婦間の話合いが多くなるのでしょう」
話し合いは、円満の一番の秘訣だよね。
【希望と現実の違い】平成29年の年齢別収入
一方、厚生労働省による、平成29年の年齢別収入は以下のようになっています。
- 20~24歳 年収210万5000円
- 25~29歳 年収248万1000円
- 30~34歳 年収289万円
- 35~39歳 年収324万1000円
- 40~44歳 年収358万7000円
- 45~49歳 年収394万7000円
- 50~54歳 年収424万円
- 55~59歳 年収412万2000円
- 60~64歳 年収294万1000円
- 65~69歳 年収261万円
平均にすると、夫婦円満に必要な年収1位600万円とは程遠い額です。
この平均収入を見て、多いと思うか少ないと思うか、幸せな生活ができると思うかは千差万別。
育った環境による生活水準・価値観の違い、住んでいる場所、子どもの有無や親御さんと同居しているかなど、さまざまなことで全く違ってくるでしょう。
さきほどの『300万夫婦はリッチで仲がいい』ことを含め、アンケートの結果とご自身の考え、そして家庭の収入と、比較していかがでしょうか。
夫婦円満にお小遣いの額は関係ある?
自分が自由に使えるお金を持っているかどうかは、生活が満たされるかどうかにかかわるもの。
お小遣い5000円で満足する主婦。10万15万あっても不服に思う主婦もいます。
毎月2万円あれば十分だという夫、5万でも足りないと思う旦那さまだって…。
多かれ少なかれ、お小遣いの額は夫婦円満を左右させるでしょう。
通常で考えて、年収200万300万で、5万10万のお小遣いは取れませんよね。1万だってままならないかもしれません。
お小遣いが少なければ、夫は同僚や会社での体裁に関わり、妻もママ友同士の付き合いもある上、お互いに食事・身なり・趣味など、満たされません。
また他の友達も、呑みばかりにお金をかけて、妻はお小遣いなし…なんて。
逆もあるけど、絶対ストレスたまるよね。
結構高かったんだって〜
でも、気に入ったものを2人が買えるともっといい♪
こちらでもご紹介しているように、お金があれば心に余裕ができるため夫婦喧嘩が減少します。
お金がなければ、円満から遠ざかる可能性が高くなるのは間違いないでしょう。
そこで、どのようにして収入を増やすのか。やはり、少しは余裕を持てるよう稼ぎたいものですね。