麻の糸(綜麻--へそ)を巻きつける内職になぞらえての、麻繰(へそくり)。

へそを隠すためにしていた腹巻きに、お金をしまうことが由来とも言われている『へそくり』。

家計が苦しく生活もままならない家庭もある世の中、こっそりたんまり『へそくり』をしている夫婦がいます。

リッチーナ
そのへそくり額に驚愕しました!

 

驚愕の主婦のへそくり額!

明治安田生命のアンケートのへそくり額

2018年明治安田生命のいい夫婦の日アンケートでは、以下のようなへそくりの金額が発表されています。

20~79歳の既婚男女 1,620人

配偶者に内緒にしているへそくり額
  • 20代~50代平均で、622,153円
  • 夫 ⇒ 503,078円
  • 妻 ⇒ 741,228円

 

夫より妻のへそくりの方が、1.5倍も多い結果に…。

年代別では、40代は約4倍・50代では約2.3倍も、妻のへそくり額が多いとわかっています。

年代別へそくりの金額
年代 夫のへそくり額 妻のへそくり額
20代 832,496円 209,793円
30代 318,185円 367,741円
40代 221,296円 881,676円
50代 640,333円 1,505,704円
60代 1,173,363円 1,870,370円
70代 368,963円 2,372,593円

へそくりをする目的は『いざという時のため』が7割を超えています。

次いで、趣味のため・将来のためとなっていますが、趣味のためと答えている女性約20%に対し男性が50%。

やはり夫の方が、趣味で楽しみたいという傾向にあるようですね。

 

30代40代で、へそくり額が少ないのは、子どもにお金がかかるからでしょうか。

とはいえ、40代ともなれば主婦は色々と将来の不安も大きくなります。40代妻のへそくり額が多いのは、倹約家の奥さまが多いという現れなのかもしれません。

50代60代と年齢を重ねるにつれ、妻のへそくり額がかなり多くなっています。

へそくりどころか、家庭の預金でさえできていない主婦もいるでしょう。この金額を見れば、かなり焦ってしまうかも?

事情があって仕事できない場合は仕方ありませんが、少しでもできる仕事をできるだけ多く頑張って、へそくりしておいた方がいいですね。

オリックス銀行の夫婦のへそくり事情アンケート

オリックス銀行の夫婦の預金やへそくり事情アンケートでは、以下の結果になっています。

全国20歳以上 既婚男女2,091名

家計の管理別預金・へそくり平均額
家計の管理 夫のへそくり平均額 妻のへそくり平均額
1,666,954円 830,915円
1,029,885円 1,809,722円
共同 594,167円 2,090,351円

家計を管理している家庭は、妻の方が多いもの。

自分が管理している方が、やりくりもしやすいですよね。

男は外で仕事を、女は家を守る…という役割が一般的となっている中、決まった生活費しかもらえない奥さまにとってはうらやましいのではないでしょうか。

特に、お小遣いをもらっていない専業主婦となれば、やりくりのしようがありません。

 
そして、年代別のへそくり額は以下のようになっています。

年代別預金・へそくりの金額
年代 夫のへそくり額 妻のへそくり額
20代 814,583円 798,864円
30代 463,158円 1,238,221円
40代 990,802円 1,251,376円
50代 1,105,344円 2,358,553円
60代 1,635,370円 2,463,739円

 

やはり年齢が上がるとともに、ものすごい金額になっていっていますね。

20代で、約80万ものへそくりがあるとは驚き。50代60代では、200万超え。

みなさんしっかりしているんですね。

シニア女性向け雑誌『ハルメク』のへそくりアンケート調査

60〜70代の夫婦のへそくりに対してのアンケートが行われています。

60~79歳の既婚男女 437人

年代別へそくりの金額
へそくりを持っている割合 夫のへそくり平均額 妻のへそくり平均額
49.5% 330万円 514万円
出典:president.jp

 

かなりの個人差がありますので、アンケートを取る人物によって違ってくるでしょうが、『ハルメク』のシニアの妻のへそくり額も、500万以上と結構な金額ですね。

同時に、家の貯蓄も知りたいと感じます。

まさかへそくりより少ないとは思いにくいもの。同額がそれ以上の貯蓄があるのでしょうか…。

欲深い女性のこと、もしかしてへそくりの方が多いという主婦がいないとも言えませんが。

旦那や嫁に秘密のへそくり

病める時も健やかなる時も…と誓い合った仲の夫婦。

なのに、へそくりをするのはいったいなぜか?

夫も妻もそれぞれ、パートナーがどれだけのへそくりをしているのか、金額だけでなく理由も気になりますよね。

内緒でお金を貯めている割合

上のオリックス銀行のアンケートでは、夫や妻に内緒でへそくり(お金を貯めている)割合は以下のようになっています。

年代 妻には内緒 夫には内緒
20代 43.6% 62.9%
30代 59.6% 63.8%
40代 65.6% 71.2%
50代 66.7% 75.1%
60代以上 66.7% 68.1%

若干だけではありますが、妻の方が夫に秘密のお金を持っているんですね。

旦那や嫁に内緒でへそくりする理由

へそくりをするきっかけの中で、気になったのは、『将来に不安を感じて』という理由です。

  • 夫 ⇒ 将来に不安を感じて 3位
  • 妻 ⇒ 将来に不安を感じて 1位

 
妻の方が、将来に不安を感じているのは、女性の考え方の特性でしょうか。

老後の心配はもちろん、夫に対する不安が多いとも考えられそうです。

オリックス銀行の、その他のへそくりのきっかけは、以下のようになっています。

順位 夫のへそくりのきっかけ 妻のへそくりのきっかけ
1位 自分のため 自分のため
2位 臨時収入があった 将来に不安を感じて
3位 子どもや孫のため 子どもや孫のため
4位 将来に不安を感じて 結婚
5位 配偶者のため 臨時収入があった
6位 結婚 預金が満期になった
7位 預金が満期になった 出産 / 配偶者のため
8位 出産 相続
9位 離職・退職 / 定期収入が増えた 就職 / 定期収入が増えた
10位 相続 離職・退職

さきほど、趣味のためにへそくりをするという意見もありましたが、ここでは『自分のため』ですね。

自分や子供・孫のためなど、さまざまな理由がある中『配偶者のため』という理由でへそくりを始めているのは、女性よりも男性の方が多いんですね。

また、シニアへのアンケートでは、円満夫婦より不仲夫婦のほうが、へそくりを貯める傾向があるとのこと。

不仲夫婦の女性のへそくり平均額は、驚愕の898万円。

へそくりをするのは、自分のお金を確保するためですよね。

『いつでも離婚できるように…』という理由もあるようです。  

熟年離婚という言葉があるように、準備しておく意味合いもあるのでしょう。

ただし、長く連れ添った仲、そう簡単に離婚ができるものではありません。

厚生労働省の離婚件数の年齢層を調べてみました。

夫妻の同居をやめたときの59歳までの年齢(5歳階級)別にみた離婚率(人口千対、同年別居)の年次推移

夫妻の同居をやめたときの59歳までの年齢(5歳階級)別にみた離婚率(人口千対、同年別居)の年次推移

 

夫と妻で分けられていますが、だいたい同じような割合です。

(〜19歳は婚姻の数も少ないでしょうから別とします。)

55〜59歳の離婚率は、かなり低いとわかります。

「長年連れ添った相手をそう簡単に切るなんてできない」という思いから、という理由もあるでしょう。

また、上のシニアのへそくりでは、『上から目線のコメント』が多かったのだとか。

  • 女は1人では生きていけないから、面倒を見てあげないと…
  • 夫を1人で放り出すと何もできないから、我慢した方がいい

 

このアンケートの記事ではこう言及されています。

配偶者を思いやっているようにみえますが、実際には伴侶としての「義務」を果たさなければならないことへの負の感情が伝わってきます。

「相手のため・思いやりではなく『伴侶としての義務感』が伝わった」と語っていますが、私はそうは思いませんでした。

義務より何より『情』なのかな…と思います。

「仕方なし」だとしても、長年連れ添った相手に対し、情がわかない人はそう多くはないでしょう。

そして、注目したいのが、離婚率の高い3つの年代。

  • 25〜29歳
  • 30〜34歳
  • 35〜39歳

 
3つに分けられてはいますが、25〜40歳までの離婚率が高いんですね。

へそくりの平均額とは関係なく、30代を中心に『夫婦仲が、より悪化する時期』と考えてもよさそうです。

20代・30代前半で結婚して、子を授かり、頑張ってきたものの…もう限界とまで悪化してしまった、その末路とも言えそうですね。

男女ともに言い分はあるでしょう。どんな人でも、自分の考えがあります。

我慢するだけではストレスが溜まり、よい方向へいくことはありません。我慢ではなく、受け入れる姿勢が必要です。

夫婦のコミュニケーションが、重要な鍵となるでしょう。

そして、実は『妻のへそくり』が、夫婦仲を円満に導いてくれるんです。

夫婦円満へ導く『妻のへそくり』

何度も言いますが、基本的に男にお金を持たせるとロクなことはありません。

しっかりしている妻がお金を管理し、へそくりするのは、私は大賛成。

リッチーナ
と言いながら、私は再婚してからは家計の管理は夫ですが…。汗

 

もちろん、お金を持っているからと言って浪費する妻もいれば、不倫相手やホストに貢いでしまう女性もいますので、一概には言えません。

しかし、一般的に言えば…の話です。

お金は、心の余裕につながります。  

へそくり額が増えていけばいくほど、心は満たされ、夫や子どもに対し優しくなれるもの。

ガールズチャンネル『お金があると幸せ?』で、以下のような書き込みがありました。

本当にそれだ。
我が家はお金の事でしか、喧嘩しない。
宝くじで大金当たれば、きっと平和

4年前から年収が倍以上になって心の余裕ができた。

お金があっても幸せかどうかは分からないけど、心の余裕はできると思う

 

夫婦が喧嘩をするのは、親戚付き合い・子育ての相違などの価値観の違い、そしてお金の問題が多いですよね。

お金がありすぎてもいけませんが、適度なへそくりは何かとプラスになるでしょう。

離婚のために準備している方はもちろん離婚しなくたって、お金が溜まるとメリットだらけ。

しかし、夫に秘密にして、妻が行なっているへそくりは、妻のものではなく『夫婦の共有財産』ですので、注意が必要です。