専業主婦はもちろん兼業主婦でも行なっているであろう『へそくり』。
へそくりをしている女性は、かなりの数にのぼるよう…。
主婦が行なっているへそくりが、自分のものだけではなく、夫婦のお金になるってご存知でしたか?
え〜〜お小遣いを我慢して、隠し場所を駆使してへそくりしたのに!?
主婦のへそくりを自分のお金とするには、どうすればいいのか考えていきたいと思います。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
主婦のへそくりは夫婦のお金なの?
専業主婦のへそくりは夫のもの!基礎知識!
妻の働いたお金を貯蓄した場合、夫のものともなるように、妻が隠しているへそくりも同様、自分だけのものにはなりません。
以下は、日本経済新聞の掲載内容です。
- 夫は、家計のやりくり後、残ったお金は好きにしていいと言っていた
- 妻はそのお金を、自分名義で貯金
- 妻名義の預貯金でも、実質的には夫のお金
- 相続税の課税対象になる
夫が亡くなった後、へそくりを夫のお金だと言われ、相続税を課せられてしまった女性。
何とも理不尽なことですが、愚痴っても仕方ありません。このように決められていると言います。
税務調査官がチェックするのは、以下の項目なのだとか。
- 夫の収入から考え、財産が少なすぎないか
- 夫の預金口座からまとまった出金はないか
- 妻名義の預貯金が多すぎないか
- 妻の預金口座にまとまった入金はないか
これは、夫が亡くなった後の相続に関する新聞記事ですが、離婚をする際の財産分与に関わる問題も読み解けます。
妻が自分名義の口座にへそくりしていても、専業主婦なら収入ゼロですから、実質は夫のお金とみなされるとわかりますね。
兼業主婦が自分で稼いだへそくりは夫のものでもある
共稼ぎで、兼業主婦が稼いだパート代も、預貯金をすると『夫と分けるべき財産』。
よって、自分で稼いだお金をへそくりしても、自分だけのものとは言えず、夫との共有財産となります。
給料明細も見せず、ろくな生活費もくれない夫だとすれば、自分の働いたお金を『2人のもの』になんてしたくありませんよね。
妻のパート代をあてにして、まともに働かない夫だっているでしょう。
「横暴な夫なんかに分けてたまるか」と思って当然。
自分だけのへそくりは、隠してでもしておいた方がいいですね。
へそくりを預貯金する時の注意
へそくりをどこかに隠していてもバレそうだし、安全に貯金をしたいもの。
夫に隠れてへそくりする場合、夫の知る銀行口座にしない方がいいと思われます。
離婚になり、裁判所が絡めば、へそくり額を調べられてしまうリスクがあるからです。
○○銀行●●支店まで特定できれば、調査するよう裁判所に上申する方法もあります(調停員は積極的ではありませんが)。
証券口座の場合には、会社名がわかれば取引履歴を調査してもらえます。
不動産を所有しているようであれば、当該不動産の登記謄本や共同担保などを調べることにより銀行口座のある金融機関が判明することもあると思います。
もしへそくりにするために生命保険を解約し、返戻金を受け取っていても、裁判所で調査嘱託申し立てをされると、知られてしまう可能性もあります。
逆に、銀行がわからなければ、へそくりを見つけられないんですね。「ですが隠し預金口座となれば、口座番号はもとより、支店名さえわからないのが普通です」
これまで多くの離婚裁判に立ち会ってきた、大手弁護士事務所代表は言う。弁護士も、相手方がどこの金融機関に口座を保有しているか全くわからない状態では、どれだけ泣きつかれても調べることは困難だ。
ですから、へそくりをする時は、できるだけ夫が予測できない銀行に隠し口座を作りましょう。
夫がわからなければ、自分のへそくりは『夫のものでもある』とはなりません。
- 郵便物のないネット銀行
- 全く関係のない地方銀行
これで、へそくりをしていても、夫に見つかる可能性は限りなくゼロに近づきます。
何かあった時のために、へそくりはしておくべし!
夫婦仲が良くても悪くても、自分だけのお金を持っていると、心に余裕が生まれますよね。
少しでもへそくりできるように、努力しましょう。
ただガチガチに貯め続けるのではなく、時々へそくりでスイーツやお菓子などお取り寄せして楽しんでもいいですね♪
一般的な主婦のへそくり事情・平均額などは、以下からどうぞ。
へそくりの口コミ体験談も、あらためてご紹介したいと思います。
それよりも、夫婦はママパパと呼び合ってはいけません。
そして、夫婦のコミュニケーション、言葉は本当に大切です。