旦那に腹が立って仕方がない!つい頭をよぎってしまう離婚の2文字。

でも、やっぱり夫婦円満が一番いい…。

忙しい毎日めまぐるしくすぎる日々の中、女性の頭の中は混乱してしまうほどメチャメチャになってしまいます。

夫婦円満になるための『円満調停』を、小耳に挟み、申立てを考えている方がいるかもしれませんね。

円満調停(夫婦関係調整調停)についてくわしく調べ、感じたことをお話したいと思います。

円満調停(夫婦関係調整調停)って何?

円満調停(夫婦関係調整調停)は、家庭裁判所の調停事件です。

離婚したい夫婦が行う離婚調停とは全く逆で、夫婦を円満にするための申し立てです。

  • 夫婦関係を修復したい
  • 別居状態を解消したい
  • 相手が離婚したいと申し立てているけど、離婚したくない

こういった夫婦のために、家庭裁判所で話し合いを行ないます。

調査員が間に入り、双方の気持ちを伝え、助言によって夫婦関係の修復をしてくれます。

いわば、復縁・仲直りの仲介をしてくれるような感じです。

感情的になり、相手に自分の気持ちを伝えられない女性にとっては、とても心強い調停と言えるかもしれません。

円満調停の成功例

以下は円満調停の成功例です。

結婚16年目にして壮絶な夫婦関係が奇跡の様に改善されました。

夫が生活費を1ヶ月に10万しかくれず子供は2人育ち盛り。住いは三鷹市。(東京)

この10万から家賃以外の全てを賄うのです。

保険も公共料金も全て。ぐーで殴るひどい暴力もありました。私も殴り返します。

こちらから16年目で調停を起こし、生活費は月に20万。今はもう特に暴力もありません。

主人も私がいないと困るのでしょう。壮絶な16年間はここには簡単には書けません。

 

特別快速が止まる利便性のいい東京三鷹市で、子ども2人。もらえる生活費が10万。

暴力を振るう夫。

円満調停で、20万の生活費。暴力もなくなったというこの女性

どのように解決したのか語れないほど、壮絶な16年間というのも納得です。

家を出た妻と円満調停が成立し夫婦関係が修復できた事例

妻が夫と乳幼児を置いて家を出た。

その後,妻が夫に対し、離婚調停などを申し立ててきたため、弁護士を依頼。

弁護士に依頼した後,妻が乳幼児を置いて家を出た経緯を説明し,子どもと妻を2人だけにすることは適切でないこと等を裁判所に説明をした。

当初,裁判所はすぐにでも子の監護者を妻と指定する決定を出すかのような意向を示していたが,夫が書面を提出した後は決定が保留された。

一方,妻の方も夫の書面が出た後次第に態度が変わり,妻の方から復縁を希望してくるようになった。

最終的に今後の夫婦間での約束を取り交わして円満に関係を修復する調停が成立した。

 
こちらは、弁護士事務所の成功例です。

この様子では、どのようにして解決したのかわかりませんし、円満調停をどこで申し出ているのかわかりません。

予想するとすれば、子どもと離れたくないがため復縁を希望したのかもしれませんね。

円満調停は離婚調停と違い、数少ないもの。実際に経験されている方も多くはないようです。

円満調停の成功率は?

円満調停を行なって、結局結果はどうなの?

色々と知りたいことがある中、一番気になるところは成功率でしょう。

円満調停を行なった結果どうなったのか、裁判所のデータをご紹介します。

平成28年 円満調停の成功率

  • 申立て3,011件
  • 別居で婚姻継続256件
  • 同居で婚姻継続231件

    平成29年 円満調停の成功率

    • 申立て2,719件
    • 別居で婚姻継続225件
    • 同居で婚姻継続198件
    参考:裁判所

     

    その他含まれていないものは、協議離婚や調停離婚・調停不成立になったり、取り下げられたりとさまざま。

    話が解決しない場合は、円満調停は不成立となります。

    これだけ多くの夫婦が、円満調停を行なっているとは、少し驚き。

    同居であれ別居であれ、ひとまずは円満という形で収束しているんですね。

    1度不成立となっても、再度申立てをすることも可能です。

    リッチーナ
    別居で婚姻継続って、円満とは言えない気がする。
     
    でも、子どもがいる場合、子どものためになるのかも。

    円満調停のやり方・流れってどんな?

    次に気になるのは、円満調停のやり方やどんな流れかですよね。

    1. 調停申込書に記入し、家庭裁判所に提出する
    2. 申立て後、約1ヶ月後ほどに、裁判所へ行く期日が指定される
    3. 夫と妻別々で、裁判官・調停委員から聴取が行われる
    4. 聴取した内容を元に、どのようにすれば夫婦が円満になるか調停委員が調整をし解決へ導く

     

    円満調停の1回の時間は、約2時間ほど。

    夫妻交互に調停室に入り、調停員と話します。

    円満調停の申立人30分 ⇒ 相手30分 ⇒ 申立人30分 ⇒ 相手30分

     
    こんなサイクルになっています。

    円満調停で調査員に聞かれるのは、陳述書(事情説明書)に記載したことに関連した質問。不明点があれば、それに対しても確認されます。

    ただ、夫婦を円満に修復するためにどうすればいいか、自身の希望や意見を言うだけであり、愚痴を言いにいくわけではありません。

    感情的になってはいけないと、弁護士からのすすめもあります。

    円満調停って何が必要?いくらかかる?

    円満調停申立てに必要なのは、以下のものです。

    1200円分の収入印紙
    連絡用の郵便切手
    申立書3通
    事情説明書
    子についての事情説明書
    進行に関する照会回答書
    連絡先等の届出書
    夫婦の戸籍謄本(全部事項証明書)

     
    多くの費用がかかると思いきや、円満調停で必要なのはたった数千円だけ。

    裁判所から、多額な請求をされることはありません。

    もちろん、弁護士を立てたりすれば、その分必要となります。でも、弁護士立てて円満調停って、そんな必要ないって感じますね。

    円満調停のアドバイスや課題

    円満調停では、お互いに納得いくような解決を目標としているため、調停員からのアドバイスや課題が出されるのだとか。

    奥様はご主人に感謝の言葉を言うとか、お金にだらしない人は計簿をつけるとか色々。

     

    • 家事を一切手伝わない夫へ、妻へ協力するようにというルールを提示する
    • 夫に対して、横柄な態度を取らないようにするという助言

     
    夫婦お互いが歩み寄って、円満になるため、2回3回と繰り返し円満成立を目指します。

    ただ円満に収束しない場合、別居をすすめたり、決めたルールを守れたら再度同居するようなアドバイスをされるケースもあるのだとか。

    別居中の、子どものことやお金のことなども相談にのってくれるようです。

    円満調停の調停員はどんな人?

    では、話を聞いてくれる円満調停の調査員はどんな人なのかと気になりますよね。

    まず、裁判官とか検察官・調停員などは、『事実』に対し公平な判断をするような人が選ばれているでしょう。

    たとえば、弁護士さんのブログで、(離婚調停ですが)このような事が書かれていました。

    調停委員が相手の肩ばかり持つ!?~調停を冷静に進めるために~ [弁護士業について]

    夫と妻の収入から考え「養育費は5万」というのが調停員の意見。

    夫はボーナスカットされ、養育費の支払いが困難だとすれば、夫は調停員が妻の肩を持っていると考えます。

    本当に片方の肩を持つのかどうか?

     

    調停員は、事実に基づき原則にしたがっているだけと言います。

    自分にとって不利な事を言われると、相手の肩を持っていると感じるだけ…という考えなんですね。

    また、離婚調停の例ですが、以下のような実際の弁護士の声もあります。

    本来あってはならないと思いますが、調停委員が一方の意見に偏ることはあります

    建前としては、調停委員は中立の第三者ですからどちらかに偏るということはあってはならないことです。ただ、調停委員も人間ですので、本人の意識としては中立と思っていても無意識に偏った発言があることもあります。

     
    大きく関係してくる、円満調停の担当になった調停員の人間性。

    人の考え方は、千差万別。感情が入るのは当然です。

    簡単に言えば、人間的に合う合わないもあり、『円満調停員だからどちらにも全く公平である』と言い切ることはできません。

    さらに、事実に基づいた判断ができるかどうか…それを選ぶのも人ですよね。

    人間いろいろな人がいますので、首を傾げるような人であっても、不思議ではありません。

    体験談:円満調停調査員への不信感

    福岡家庭裁判所小倉支部(調停委員)・・・3回の円満調停で調停員への疑問が多くありました。

    1) 相手に伝えてくれない
    2) 暴言は言葉の暴力(DV)という認識が全くない
    3) 酷い言葉も「言葉のあや」と言われた。
    4) アスペルガーへの個人的な誤った解釈。
    5) 男性の欲求を女性と生理が違うと過大評価 

    調停員は、私が言ったことを伝えない。夫が言ったことを伝えない。

    それは、事を荒立てたくない。どちらにも良い顔をしたい。というのが有る様に思いました。 

    私に対しては、私に都合の良い様に言う。夫に対しては夫に都合の良い様に言う。

    第一回目の時、私は緊張で上手くしゃべれなくとんちんかんなことを言いました。

    私の非もありますが、そのことを取り上げて、アスペルガーの子どもに対してどの様な接し方をしていますか?と突然訊かれ、調停員は、調停に関係の無い自分の孫の話を長々と始めました。

    そして、夫もアスペルガーの傾向があるのなら、私が上手く対処していかなくては、という指導でした。

    男性調停員は、夫の欲求を生理的なものが女性とは違うのだから、拒否ばかりしないで認めなさい、というものでした。

    暴力の恐怖で、従っていた苦痛は認められませんでした。

    調停員は、調停を長引かせたくないから、きりの良い所でまとめようとする様でした。

    これ以上やっても平行線。裁判官が取り下げる場合もある、ということを言って来ました。

    私が調停員の疑問を書いたり、変えて欲しいと手紙を書いているので、面倒だから早く終わらせたいと思ったのかも知れません。

    円満調停では調停委員にこの様な疑問がありました。

     

    この女性が本当に円満を望み円満調停を申立てたのかは、少し疑問を感じますが、これを見た限りでは、あまりよい調停員とは思えません。

    もし本当に、「拒否ばかりしないで認めなさい」と発言したのなら、アドバイスとは言えませんね。

    言い方一つ・受け取り方一つで、言葉の意味も全く違ってきます。

    円満調停の調停員にあたりはずれがある…経験された女性がこのようにおっしゃっています。

    調停委員に当たり外れがあるというのは、私の経験上、そのとおりだと思います。

    私の場合は二人の調停委員のうち、一人は弁護士(年配の男性)、一人はそれ以外の方(年配の女性)でした。

    弁護士の方が「外れ」でした。「外れ」と言うのは、私側に寄り添った発言をしてくれなかったという意味ではありません。

    離婚問題なんかどうでもいいと言わんばかりの投げやりな態度でろくに人の話を聞こうともしなかったのです。

    調停に大きな期待を持っていたわけではありませんが、あまりに酷い態度なので、当時自分が依頼していた弁護士に訴えると「調停委員は必ずファイルを持っていて、それに名前が書いてあるはず。

    それを覚えてきて誰だか教えて。どんな人か調べてあげるから」と言われました。

    (今は知りませんが)当時調停委員は、名乗らないのが前提でした。

    しかしファイルで簡単に名前がわかったので、私は調停の際、直接「○○先生ですよね。お世話になります」と呼びかけてみたところ、○○先生は滑稽なくらいうろたえて、「どこかでお会いしましたか?」「もしかして仕事関係でお目にかかった方でしょうか?」と急に丁重になりました。

    足をだらしなく広げて座っていた姿勢まで改まったのは、おかしいやら、あきれるやら・・・。

    これは20年近く前の話ですので、今の調停委員がファイルを持っているか、そして見えるところに名前が書いてあるかどうかはわかりませんが、当たり外れがあると言うことの実例として、ご参考まで。

    出典:教えてgoo

     

    内職やアルバイトを探すため、ハローワークへ行って、当たり外れがあるのと同じですよね。

    普段買い物をしていても同様。

    気持ちよく感じる時もあれば、なんか嫌な感じと思う時だってあるでしょう。

    人ってそういうものですよね。

    体験談:円満調停員への感謝

    一方、このような円満調停委員に対する感謝の感情を持っている女性もいます。

    過去に私側から円満調停を申し立てた事があります。

    元夫は私と離婚したがっていました。

    元夫に通知がいったら、元夫は離婚調停を申し立ててきました。

    かなり昔の事なので良く覚えてませんが、円満調停も離婚調停もあまり変わらない感じのような・・・

    結局は第3者の調停委員が、間に入って話し合いみたいな感じでした。

    うつろ覚えですが、こじれた夫婦の円満調停も「元に戻るのは少ない」と言われた記憶があります

    でも弁護士を雇うより、よっぽどお金かからなかったし、よく話を聞いてくれたしいい経験になりました。

    私は、調停のあと別居を何年かして、離婚になりましたが、その時の調停委員の方は親身にやってくれたと思います

    離婚になったと言いますが、調停員は親身にやってくれたという、真逆の意見です。

    ただ、この女性は、「円満調停は離婚調停と変わりないような…」と語っています。

    それもそのはず、円満調停も離婚調停も、同じ『夫婦関係調整調停』だからです。

    円満調停を申し立てる注意点

    円満調停を申し立てると、『夫婦関係調整調停』という形で、相手に呼び出しがかかります。

    『夫婦関係調整調停』は、円満調停だけでなく離婚調停も含まれています。

    • 夫婦関係調整調停『円満』調停
    • 夫婦関係調整調停『離婚』調停

    このようにどちらを目的としているのか便宜上で分けられているだけであり、結局は『離婚調停』と変わりないんですね。

    家庭裁判所からの、いきなりの呼び出しに夫は大きく驚くでしょう。

    夫は、『円満』を望んでいる妻の気持ちを汲み取れないまま、離婚の意志を強く固めてしまうかもしれません。

    円満調停の申立てをする前には、必ず夫に伝えておくべきです。

    ちなみに、円満調停と離婚調停は、同時に申し立てることができるのだとか。ただ併合されるようです。

    円満調停で夫婦仲が円満になる可能性は?

    円満調停は、申立てたからといって、必ずしも円満になれるわけではありません。

    はじめに紹介した28年29年の成功率のように、かなり少ない割合になっています。

    円満調停で同居の婚姻継続となったとしても、その後どうなっているか定かではありませんよね。

    どちらかが離婚の意志を持っている場合、調停を欠席すれば一切話はすすみません。不調に終わるだけ。

    リッチーナ
    円満調停についてご紹介したものの、私個人的にはあまりおすすめしません。しないほうがいいと考えています。
     

    離婚したくない場合の奥の手とも言われますが、意味がないどころか、逆効果かも…。

     

    なぜなら、面と向かって話をせずに、他人を挟んで意見を交換しあう行動に、誠意は感じられませんよね。

    誠意が感じられない相手と修復できるか…。

    夫は、二つ返事で円満調停を受けるでしょうか。おそらく、「なんで円満調停などするのか?」と感じるでしょう。

    私的には、逆に空いてしまった溝をよけい深くしてしまうだけのような気がします。

    また1つ考えておかなければいけないのは、必ず『調停』手続きをしてからでなければ、離婚訴訟ができないということ。

    円満調停を行うと、自ら離婚訴訟できる条件を揃えることになってしまうんです。

    円満調停が不成立となったら?

    円満調停が不成立になったその後は、当たり前ですがまた同じ生活に戻ります。

    夫婦仲の悪いまま、別居したまま…。

    そして何か動くとすれば、以下の2つの行動を起こせます。

    1. 配偶者から離婚裁判を提起される
    2. 再度、円満調停を申し立てる

     
    法的な離婚の理由になるのは、裁判離婚が認められる以下の要件が必要です。

    1. 配偶者の不貞行為
    2. 配偶者の悪意の遺棄
    3. 配偶者の生死が3年以上わからない
    4. 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがない
    5. その他婚姻を続けられない重大な事由がある

     
    性格の不一致では、離婚できません。

    ただし、調停を起こした後なら、離婚裁判を提起できるんですね。

    円満調停不成立(申し立てた方は復縁希望だが一方は離婚したがっており、離婚調停の様相を呈していた場合)の後なら、円満調停申し立てられた方は離婚調停を経なくても離婚裁判が起こせますか?

     
    【弁護士回答】
    円満調停も,夫婦関係調整調停のひとつです。そのなかで実質的に離婚を巡る協議がなされていれば,調停前置の要請を満たすと思います。

     

    ケースバイケースという弁護士回答もありますが、多くの弁護士事務所が『相手が離婚の意志表示をはっきりしていれば訴訟を起こせる』と言及をしています。

    円満調停を起こす前に話し合いを

    円満調停を申し立てられて離婚した女性の言葉をご紹介しますね。

    以前、円満調停を申し立てられた側です。

    結論から申し上げますと、私は離婚しました。

    調停員の方々は、申し立てた側の気持ちを相手に伝えるだけです。

    世間一般的な常識なども織り交ぜながら相手に30分くらい話してくれる感じでしょうね。

    それに対して相手がどう考えているかを聞いて、申し立てた側にどうすることが一番よいのか(?)、アドバイスしてくれる、それだけです。

    結局、冷静に話し合えない2人だから、そのような場で話し合いをするわけで、調停員は縁結びの神ではありません。

    この女性は、離れてしまった心は取り戻せないところまできていたのかもしれませんね。

    冷静に話し合えない2人が、元のように円満に戻れるかどうか、難しいかもしれません。

    そのために冷静な話し合いが必要ですね。

    上述したように、円満調停を相手に伝えておかなければいけないのですから、少なからず話し合いの場ができますよね。

    2人で腹を割って話し合いできた方が、より円満に近くと感じました。

    ただ円満調停をする場合、婚姻費用を請求する『婚姻費用分担請求調停』も同時に行うとよいとされているようです。

    (以下、裁判所のホームページが別ウィンドウで開きます)

    円満調停 東京裁判所の説明はこちら

    東京 円満調停申立書 記載例

    管轄の裁判所を調べる場合はこちら