
小遣いが不満な夫は世の中多い。
愚痴を聞いてても人間模様はそれぞれです。
口論覚悟で果敢に小遣い増額の直談判する男性もいれば、しっかり妻に内緒の副収入を持っていたりと。
中には、少ない小遣いでも笑顔で寛容に受け入れている男性。
表向きは、納得しているように見えても...実情はそうでない場合も。
今回は、サラリーマンの小遣いの内訳や、寛容な夫の本音について迫ります。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
寛大に受け止める夫の小遣いと内訳
私の知人を1人、サンプルで出します。
サラリーマンAさんの小遣い額や家庭状況
- 30代男性、一般社員
- 月収入260,000円
- 小遣い月20,000円
賃貸マンションに住み車を所有。
パート勤務の妻と子供が2人の一般家庭です。
次に小遣いの内訳です。
サラリーマンAさんの小遣いの内訳
- 昼食代10,000円
- タバコ代5,000円
- コーヒー・お茶代1,000円
- 雑費4,000円
週休2日で、たまに弁当を持参しているそうで昼食代は少なく感じますね。
小遣いに合わせタバコの本数を減らしたり、手持ちが少ない時は飲みものを持参したりと節約しているようです。
小遣いは減る一方でもタバコは年々値上げしてますから、そろそろ禁煙を検討しているのだとか。
出費を抑えるには、どうしても嗜好品に手をつけるしかないですよね。5,000円浮くだけでもかなり違うでしょう。

ちなみに、会社の飲み会だけは家計費から出ているそうです。
次に雑費。
夫の支出を想像する上で見落とされやすいのが、小遣いの内訳の中の『雑費』です。
この男性の雑費は、基本的に予備費です。
大半は『奢り』のようですが、あえてフリーにし残れば繰越しています。
雑費の内訳は、会社の同僚への飲みものや、子供達に何かを買ってあげたり、妻にお土産を買ったり。
文字通り通常支出以外の内訳です。
また、突発的な支出に備える場合もあり。
支出は固定と変則的なものがあり、例えば冠婚葬祭のように予測不可能な場合があります。これを無視し、小遣い収入100に対し必要支出100でいいと考えるならまるで学生のよう。
しかし、さまざまな小遣いの少ない男性の話を聞いていると、もっとも考慮されていない部分だと感じます。
小遣いの内訳やりくりに苦しむ夫...
内訳を調整し、必死でやりくりしながら何とかやっている小遣いに寛大な夫ですが、やはり不満はあります。
月の出費により、手持ちがゼロになりそうな時も珍しくありません。
そうなれば、内訳の中で昼食代やタバコ代やコーヒー代を節約し、足りなければ雑費を回すしかない。
彼はサラリーマンですから、同僚や取引先との付き合いが当然あります。
ちょっとしたランチであっても、お金がない時は死活問題。
空っぽの財布を持ち歩く訳にはいきませんから、雑費をまわしたり貯金を切り崩したり...。
さらに足りなければキャッシングで穴埋めしているとか。
小遣いの不満は口に出していませんが、本音では不条理な面を感じているようですね。
「個人的な無駄遣いで足りないのならまだしも、本当に必要な支出を家計費から出して欲しい...。」そう嘆いていました。
手持ちゼロが続く時は、整髪料も買えず髪を切りにも行けません。
仕事上見た目も大事ですから、本来内訳にするのは『必要支出』のはず。しかし妻は、「お小遣いの中でやりくりして」と、取り合ってくれなかったそうです。
このような金銭状況ですから、趣味にお金をかけるなんてもちろんできません。
ストレスのたまる日々を過ごす中、妻の洋服はなぜかよく変わっていて...。理不尽に感じてしまうわけですね。
もちろん、不満が爆発しそうになる時もあるそうです。
しかし、家庭内の不和を嫌がりそこはグッと我慢しているのだとか。
寛大な男性の理想的な小遣いとは?
「ギリギリこの小遣いなら...」と思えるラインは、やはり家計費とのバランスにあります。
もちろん、内訳の中に極端な無駄遣いをしていないのが前提。
お金を渡しても飲み代やギャンブルに全部使うのは論外です。
財布の中に、最低でも常に10,000円程度入れておける状態がいいでしょう。
彼の場合、雑費を除きなんとか内訳を調整していますから、少なくともあと6,000円の小遣いは欲しいですね。
後は理髪代など、生活費で賄わればとりあえずの問題は解決されそうです。
お金をわずかでもためる余裕ができれば、趣味に回せるので気持ちにも余裕ができるはず。
10,000円の小遣いでも不満のない男性の話を聞いたこともありますが、家計のやりくりで組み込まれているものがありました。
つまり、金額の大小に限らず『必要・不必要』をしっかり把握しておくべきでしょう。
小遣いを渡して放置せず、内訳を聞きながらどうしても足りない部分への適切な対処は必要です。
内訳調整で頑張ってもやりくりできない少ない小遣いの結末
先に少し触れましたが、必要なのにお金がない...
結局、内訳調整でどう頑張ってもやりくりできない少ない小遣いの穴埋めを頼るのはキャッシングになるかもしれません。
夫の借り入れと言えば、ギャンブルや単純な衝動買いなど無駄遣いのイメージがあります。
それなら我慢すればいい。
しかし、どうしても必要ならどう我慢すればいいのでしょう。
- 自分の貯金の切り崩しから始まり
- 身近な人からの借り入れ
- 金融機関から借り入れ
- 最終的にはキャッシング
それだけではありません。
あまりに不満がたまり過ぎ、きっかけとなって『夫婦不仲→不倫→離婚』のシナリオもゼロとは言い切れません。
少ない小遣いで我慢しているからと、安心していれば夫のストレスはたまる一方。
不安をあおるわけではありませんが、不満を口に出さない人ほど爆発した時は怖いですよね。
そうならないよう、小遣いについて必要な支出を話し合い、夫の最低限の不満を解決しましょう。
「困っている事」を理解してもらうだけでも、少しは気持ちが晴れるものです。

でも、嫌がる旦那さまもいるよね。もちろん嫌がる主婦もいる。
一番いいのは、隠し事のない夫婦だよね。