
旦那様への小遣い、みなさまは十分に渡していますか?
お駄賃のようなお小遣いに泣かされる夫や、悠々と貯蓄に回す夫までさまざまです。
でも圧倒的に小遣いが足りず、妻に不満を抱える夫の方が多いようですね。
問題は、苦労する夫を横目に妻はなぜ財布が自由なのか。夫はどのように考えているのでしょう?
世の夫のお小遣いの不満を代弁してみたいと思います。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
「お小遣いの夫」「財布が自由な妻」この状況への不満
世間の夫の平均小遣いは3〜4万円。
その中から、昼食代・飲み代・タバコ代などが飛んでいきます。
昼食代で1万円以上かかるので工夫が必要。結構苦労しているものです。
- 一方、嫁は女子会でイタリアレストランを
- 知らない間に、新しい洋服が増えている
- 美容室へ行ってきたという妻
- いつのまにか、キラキラどぎついネイルをしている妻
- 子どものおもちゃが増えている
- 夕飯で奮発したといって出るステーキ
夫はなんとか小遣いをやり繰りしているのに、財布を握る妻はランチに化粧品…。自分の思い通りに使っている食費。レジャーへ行っても、財布を握っているのは妻。
そんな話はよく聞きますし、『お小遣いがゼロ、5000円と言いながら、何にしても自由にお金を使っているのは嫁です。
お金を自由に使えているような錯覚が、夫のお小遣いの不満へつながっていると思われます。

お小遣いゼロで、やっている主婦、そんなのほぼあり得ないですよね。
家計費からのやりくりであって、実質で考えれば夫より多い主婦もいます。
最近は値上げラッシュで、昼食代も増えていくばかり。
本当は、仕事を頑張った後の昼食くらいちょっといいものを食べたい。それを我慢して、少しでも安い『ワンコイン』のランチで済ますのが現実です。
足りなければ、小銭をかき集めてパンと缶コーヒーで...。およそ200円程度のさみしいお昼ですが、本当にそんな夫もいるのです。
手元にあるお金は、小遣い制ならチップ・手当でももらわない限り増えることはありません。
やり繰りする苦労を横目に、ぜいたくなランチをされたり美容室へ行かれると。「こっちの苦労も知らないで...」なんて、夫は妻に不満を抱えてしまうでしょう。
この場合、夫は小遣いの足りない状況を不満に感じてはいるわけではありません。
夫が一方的に苦労させられると感じる、『理不尽さ』に不満を抱えているのです。
たとえば、家計事情が厳しかったとします。
子供にお金がかかるので、ママは少ない収入でやり繰りしパパに少ないお小遣いで我慢してもらう。
夫はグッと堪えて、不満を漏らさず頑張ってくれると思います。男は「ここは俺が何とかしなきゃ」と思い、力を発揮するものです。
苦労している時ほど、周りが実際より良く見えてしまうもの。「何で俺ばかり...」と夫が『錯覚』している場合もあるでしょう。
夫の不満の違いを出す『どこまでが小遣い?』
夫に不満が出ても当然な理由
3〜4万円の小遣い、全ての夫が不満だと思いますか?
実は、少ない小遣いでも十分に満足している夫もいます。
家庭により必要支出の考え方で、家計費から補っている場合があるからです。
先にある『夫の昼食代』『妻のランチ』は『必要支出』と見る家庭もあるでしょう。
しかし、趣味・嗜好にかかるお金は妻の采配です。『無駄!』と言われればそれまで。
以下が、小遣いの用途で考えられる主なものです。
- 昼食代
- タバコ
- コーヒー
- 飲み代
- 趣味
- その他
この中で、2品目を家計費から出すと少ない小遣いでも気持ち違いますね。
なぜなら、妻の化粧品・趣味代・昼食費などは、家計のお金からのやりくりの場合があるからですね。
夫は小遣いなのに、妻は例外となれば、不満を抱えても当然でしょう。
お小遣い5000円で不満を持たない夫
実際、月5千円のお小遣いで不満なく過ごす男性がいました。
彼は上記の支出が『その他』以外全て家計費から出ていたのです。
支出は家計費から都度出し、その他必要なお金を持たせる。このタイプの家庭もあるでしょう。
小遣い制の夫は、もらったお金が全て。まるで子どもです。
家計費から出ない分は、小遣いが足りなくなればどうにもできません。
削るべきは『昼食代』『タバコ代』ですが、本人が必要なものを削るのは辛いですね。
どうしても足りない時は、やはり必要分を家計費から出して欲しいと夫は考えるものです。
「妻は財布が自由だから、こんな苦労はないだろう」
もし、自由に好きなものを買う妻の姿を見てればなおさら。それなら自分のも...となってしまう。
ただ、タバコのように「妻には必要ない」のは家計費からは絶望的。
確かに微妙な支出ですね。夫婦ともに喫煙者なら、まれに家計費から出しているケースもあるかもしれません。
足りない小遣いのため小銭稼ぎをする世の男性達
夫婦とも「不満がある小遣い額のために副業」、最近はよく聞くようになりました。
ネットの普及により副業も多様化し、向き不向きで副収入の得方も選択できる時代。
不満ばかり抱えていても、財布の中が満たされるわけではありませんからね。
せめてタバコ代程度の支出くらいは...と、夫が自分で小遣い以外の副収入を模索しているのが現実です。
簡単なデータ入力からネットオークション、アフィリエイトやYouTubeで広告収入を得る方法など。
ネット全盛の今、小遣いの足りない夫に優しい時代ですね。
妻の家事を手伝い、ご苦労賃や心づけ程度の小銭稼ぎをしている夫もアリでしょう。
家事を共有し、夫婦の会話も増えれば一石二鳥です。
小遣いの不満を解消するために
小遣いの不満を解消するために重要な二つのこと。
- 小遣い増額
- 妻ばかり得だと見せない
重ねて申し上げますが、家計の事情であれば小遣いに不満を持つ夫はほぼいません。
不満の問題は夫が『不条理』に感じている部分。
「自分は足りない小遣いでやってるのに、なんで妻だけ財布が自由なのか...。」そこに正当な理由がなければ、不満しか湧かないわけです。
しかし、夫の本音はこんな感じでしょう。
「小遣いが増えないのは自分の稼ぎも関係ある。ならば、100歩譲って少ない小遣いで一緒に頑張ろう。だって夫婦なんだから!」
どのような苦労も、夫婦で乗り越えるなら夫も納得...と言うところでしょう。
結局、一人で四苦八苦するのはさみしいのかもしれませんね。
小遣いを少し増やし、妻が自由に財布を使っているのをあまり見せない。これが、夫の不満解消・夫婦円満かもしれません。
沸々と夫がひとり不満を煮詰める前に、本当に必要な部分の支出をどうするか話し合うのが最善です。


「タバコってほんと無駄使いよね。やめなきゃとは思ってるんだけどね。」
「そりゃ体によくないから本当にやめてほしいし、無駄使いかもしれない。
でもママの働いたお金だし、タバコが好きなら仕方ないと思うよ。だってストレス溜まるんでしょ?どっちが体に悪いか…わかんないよね。」
大学生の娘の大きな理解。
夫婦でも、このような理解が必要かもしれないですね。