子どもが生まれてから数年、育児に家事にとバタバタ過ごしているうちに…。
いつの間にか、夫の気持ちが自分から離れている・自分の気持ちがが夫から離れているという家庭もあるでしょう。
夫が最近プレゼントもくれなくなった、優しい言葉やねぎらいの言葉もしばらくかけてもらっていない。
夫に対し、全くトキめかないどころか、許せないことばかり…。
愛情もない冷めた関係で過ごしているより、離婚したほうがずいぶんマシ!
今回は、離婚の決断をするとき!最適なタイミングを解説していきます。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
離婚する最適なタイミング
旦那さまと一緒にいたくない!一刻も離婚したいと思っても、そもそも思ったタイミングですぐに離婚できるかどうか…。
- 離婚届けを出して、すぐに働き収入が得られるのか?
- 引っ越しする場合の費用、自分でするのなら手伝いはいるのか?
- 協議離婚なら問題ないが、裁判期間はどのような生活をするのか?
さまざまな現実的な問題が出てきますね。
現実的問題を考慮したタイミングは絶対重視!
離婚を決心したら「夫とやっていられない!何が何でも今すぐ別れたい!」そう考える主婦が大半ですよね。
しかし、即離婚を選ぶのは考えもの。離婚した後の生活を考えてみましょう。
賃貸なら問題ないかもしれませんが、住宅ローン問題は大きなもの。
- 誰が暮らすのか?
- 名義をどうするのか?
- 誰が支払っていくのか?
住宅ローンは、妻が連帯保証人となっているケースが多いでしょう。
万が一、元夫に自己破産でもされると、連帯保証に支払い義務が生じます。
自動車保険や所有者の名義はどうなっていますか?
離婚後、自分が普通に使用できるようにしておきたいものです。
さらに、離婚したら夫の扶養ではなくなります。
年金や健康保険料も、自分で支払っていかなければなりません。シングルマザーになって受けられる母子手当は、子ども一人でおおよそ40,000円ほど。
子どもが一人増えても数千円しか増えない制度。
また養育費も夫が約束したとしても、もし払えなくなったら?踏み倒される可能性もあります。離婚後の生活のリスクを最小限に抑えるように、数年かけて最適なタイミングを準備する方が安全ではないでしょうか。
今、どんなに嫌いな夫でも、少なからずともこれまでの生活の基盤は担ってきたのではないでしょうか。
その役割をすぐにあなたができるのか…?
- 子どものスポ少や部活の遠征費なども今までのように払えるか?
- サッカーのスパイクが欲しい、バッシュが欲しいと言われて簡単に買うことができるか?
- ピアノや英会話、塾の費用も払うことが難しくなったら?
年齢も上がれば子どももスマホを持つようになりますし、学習によっては自分専用のパソコンも必要になるかも知れません。
お金がないからと自分の美容院代や化粧品、洋服代などを切り詰めるのも限界があります。
白髪が増えたからと言って、セルフカラーを続ければ髪はものすごく痛みます。
月に2度3度美容室へ行かなければならない女性だっているでしょう。
そのくらい平気!そう考えるでしょうが、人間生活レベルを上げるのは簡単でも、下げるのは至難の技です。
支払いを上回るほどの収入を得られれば別ですが。
シングルマザーになって、どれだけの生活費がかかるのか、具体的に考えなければいけません。
また、子どもがいるならなおさら、離婚後の収入がどのくらいとなるのかも予測しておくべきです。
きちんと現実的な生活を見計らったタイミングが必要です!
離婚を決断するタイミング、お互いの気持ちや関係性はどうなのか
夫婦がお互いに無関心となり、お互いの気持ちが離れたと感じたら、それも離婚のきっかけになります。
人は、いつどんなときに相手を心から嫌いになるのでしょうか。
それは、自分が傷つけられたと感じたときですよね。
- 手料理にケチをつける ← 分不相応な完璧を求めてくる
- 社会的立場が低いとバカにされる ← 見下している
- 顔立ちや体型、家柄などを批判する ← 持って生まれた変えられないものを否定する
- 妻の金品の使い方を含めた日常を管理し、干渉する ← 妻を尊重していない
けれど、文句などを言われているうちは、まだ会話がある証拠でしょうか。
子どもに対する価値観の違いやセックスレス、浮気など、ケンカのきっかけがあったにせよ、いきなり冷えた関係になったわけではないでしょう。
しかし会話も全くない仮面夫婦で同じ部屋に二人きりでいるのさえ苦痛に感じる場合、どちらかが本気の離婚を考えている、または相手が離婚話を切り出すのを待っている可能性が高いですね。
お互いがすっかり相手に無関心な状態であれば、情や迷いなく離婚に踏み切れそうです。
しかし、どちらも人間です。
何かのきっかけで考えが変わるかも知れません。
そんな時は離婚を決めるタイミングではなく、もう一度やり直すのを考えるのもアリでしょう。
離婚の決断とタイミング、子どもの気持ちや反応は?
夫への不満がMAXとなり、「離婚してやる!」と勢いで実家に帰った私の友人がいました。
友人は結局、今後の生活の見通しがつかず、離婚届を出せないでズルズルと別居生活を続けています。
彼女が離婚に踏み切れない理由はいくつかあります。
- 離婚は彼女単独の考え、子どもが離婚を受け入れられない
- 子どもが、来年大学受験を控えている
- 妻側の養育費や慰謝料などの要望が通ると思い込んでいた
- 生活費を、少しでも夫や夫の実家から出してもらいたい
彼女のケースは、離婚の決断も別居のタイミングもあまりにも早すぎたように思えます。
離婚も子どもが傷つくからと、子どもに内緒にして進めようとしていました。
それほどご主人と離れたかったのはわかりますが、順番が狂うと結果も思うようにいかないものです。
結婚は二人の恋愛感情だけで成立するかも知れませんが、離婚はそうはいきません。
子どもが幼い場合、両親の離婚に対してとても抵抗があると思います。
離婚は、どんなタイミングであれ、子どものメンタル面に大きい影響を与えてしまいます。
子どもが中学・高校など受験期であれば、受験に集中できないでしょう。
それに離婚による煩雑な事務手続きが多く、母親としてしっかりと受験生を支えてあげられません。
シングルマザーになったとして、子どもが急にインフルエンザにかかったら誰か付き添えますか?
または、自分が病気になったらどうしますか?
誰か子どもの面倒を見てくれるあてはありますか?
そんな心配があります。
子どもにとって、両親の離婚はいい迷惑。どちらも肉親なのですから。
また、自分が夫を嫌いだから子どもに同じ気持ちになるように求めることもやめましょう。
離婚は、あくまでも大人の問題。
離婚のタイミング以前に、子どもの気持ちを一番に考えるのが一番です。
そして、無理だと判断し決断したけど、たまたま子どもが小学校へ上がるタイミング。
間に合わなくなると困るので、本当に無我夢中で急ぎました。
名前が変わるとお友達から「なんで?」という目を向けられてしまうかもという不安があったからなんだ。
自分が小学生の頃、名前が変わった友だちに対し、わからないから好奇心というか…「なんで?」という目を向けていた気がする。
幼稚園の卒園式では、離婚前の苗字で呼んでもらい、卒業証書は私の苗字で書いてもらったよ。
でも、当たり前に、子どもは傷ついた…ものすごく後悔。
今は子どもも成長し幸せだけれど、子どもになんて気持ちを味あわせてしまったんだろうって、多分一生悔やむと思う。
仲のいいお友達と離れるだけでも傷つくし、新しい学校でうまくやっていけるのか?
自分にとっての決断のタイミングも大切。でも、子どもにだってタイミングがあるよね。
妻が酷いから離婚をしたいと考えている男性も同様、子どもを一番に考えてもらいたいなと考えます。
こんな時はすぐ離婚してもいいタイミング!
あなたや子どもが夫に暴力を振るわれ続けていたら、すぐに離婚するタイミングです!
現在、毎日のように子どもへの虐待事件や家族へのDVがマスコミで報道され、虐待による死亡事件さえおきています。
暴力を振るわれ続けたら…誰しも恐怖心を感じ、夫から逃げようと思ってもその後を考えると怖くなるかも知れません。
けれど自分の命、子どもの命を守れるのはあなたしかいません。
勇気を出して、関係機関に助けを求めましょう。
また、生活費を一切くれない場合も、離婚を決断するタイミングかも。
事情にもよりますので一概にはいえませんが…。
- 稼いでいるのに、最低限の生活費もくれない
- 稼ぎはあるのに、家のことはほったらかしで好き勝手し続けている
- 健康そのものなのに、嫁の収入に頼り切って遊び呆けている
このように養っていく価値がない夫なら、ヒモ同然。マネハラ以上ですね。
離婚のタイミングを見計らった準備を!
子どももいて日々の生活費も苦しいようなら、急に離婚しても路頭に迷うだけ。
離婚のタイミングを先延ばしにした場合、冷え切っている夫との夫婦関係が続いたままとなり、苦痛となる場合もあるでしょう。
しかし、離婚を決断したならば、離婚届を出すタイミングまで確実に準備をするに限ります!
女性として未来の自分の生き方や選択肢はたくさんあります。
離婚するもしないもアリ。
時間もお金も無駄にせず、目標をもった人生設計をしたいものですよね。
彼氏なんてできずに、ずっと1人のままかも…そういう不安があるだけなら、絶対大丈夫!と私は考えます。
「人生50代が一番女性として輝ける!」とい60歳オーバーの女性が話してくれました。
こんな時は離婚のタイミングではない!
ご主人が話し合いに応じている時は、離婚のタイミングではないと考えます。
なぜなら、夫婦円満に戻れる見込みがあるからです。離婚したいと思ってはいても、ご主人は離婚したくないと考えているからこそ、話し合いに応じているのですよね。
妻が嫌でも、子どものことを考えているのかもしれません。
そんな時は「子どもについて」を2人で話し合う必要があるでしょう。
「私の子だから!勝手じゃない!」というわけにはいきませんよね。
ですから、どれだけ我慢できない夫でも、以下を基準に考えてはいかがでしょうか。
- 自分のことだけを考えた身勝手すぎる発言だけか?
- 夫婦仲が少しでもよくなる努力をしているか?
- 夫として父親としての役目を果たそうとしているか?
「うるさい!」という言葉で終わらせ一切会話がなく、家にも帰ってこない・生活費を入れない、父親としての役目も果たさないようなら、離婚のタイミングかもしれません。
しかし、ごく普通に会話もするし、大黒柱としての役目を担っているのなら、即離婚というタイミングではないのかも…。
夫に離婚の意思がないのなら、まずは会話し、自分自身の気持ちを伝え、相手の話も聞きましょう。声を荒げず、落ち着いて話し合います。
その時、相手の話の腰を折ってはいけません!全て聞いてから、自分の気持ちを伝えます。
泣くのもNG。できるだけ涙は、我慢しましょう。
重要なのは、「あなたが○○だから!」というのではなく、「私は○○だから」「私は○○と思っている」これを重点的に伝えること。
会話中に感じた相手の嫌な言い方を、自分もしないような心がけをしましょう。
少し何か変わるかもです。
バリバリ働いていて、シングルマザーになっても生活できる自信がある女性なら、すぐにでも離婚に踏み切れるでしょうが、もう少しだけタイミングを遅らせてみてもいいのでは?
もし『情』に後ろ髪引かれているとすれば、円満を目指す余地もありますね。
どちらにしても、離婚するタイミングを決めるのは自分。
喧嘩中ではなく、気持ちが落ち着いている時でも「離婚したい!」と強く思うかどうか、そんな女性はプッチーナのように準備する方がいいでしょう。