人の価値観はさまざま。どんな揉め事でも、人間関係で揉めるのは、全て価値観の違いですよね。
お金の使い道で夫婦喧嘩になっても当然です。
お金が欲しい、お小遣いが足りない…夫・妻・子ども、誰もが悩む問題です。
一言で『お小遣い』とは言っても、いったいどこからどこまで含まれるのか?
夫婦・子ども…家族のお小遣い平均額のまとめと共に、お小遣いに含まれるのはどこからどこまでかを考えてみました。
この記事では以下についてわかります【目次開く】
2018家族のお小遣いまとめ
夫のお小遣い
サラリーマンの小遣いの平均は37,428円でした。
とはいえ、収入や共稼ぎかどうかなど、家庭の都合によって大きく変わってきます。
こちらのアンケートでは、お小遣いが10万の旦那さまもいました。
兼業主婦のお小遣い
兼業主婦のお小遣い平均額は、約15,000〜25,000円。
- フルタイム主婦:平均26,725円
- パート・アルバイト主婦:平均15,562円
自分で働いている主婦は、自由に使えるお金に余裕があって当然ですよね。
お金の管理をしているなら、このお小遣いだけではなく、いくらでもやりくりできるでしょう。
専業主婦のお小遣い
一方専業主婦のお小遣い(実質:自由に使えるお金)は、14,942円です。
ただし家庭によって大きく異なり、5000円のお小遣いの主婦もいれば、10万のお小遣いの主婦まで。
お小遣いがなしでもお金の管理が夫か妻によって、やりくりできるどうかに関わってきますね。
お金の管理が夫の上、生活費・お小遣いを少ししかもらえない場合は、やりくりのしようがありません。マネハラ・経済的なDVにあたります。
小学生・中学生のお小遣い
大変幅がありますが、小学生のお小遣いは、1年生243円〜6年生751円。中学生1,353〜2,051円となっています。
ただあくまでも平均値なので、もっと少ない・もっと多い家庭もあります。
私個人的には、小学生3,000円・中学生5,000円が妥当と考えています。
高校生のお小遣い
高校生のお小遣い平均額は、約3,000〜7,000円。
高校生になればアルバイトできますので、アルバイトをしているしていないによって違ってくるでしょう。
ちなみに個人的に、私の娘はバイト代をほとんど貯金していましたので、お小遣いは10,000円でした。
大学生のお小遣い
大学生のお小遣いの平均額は、10,000〜14,000円。
アルバイトができるとはいえ、大人のようにつきあいだって増加しますし、学業も専念しなければならない場合は、バイトもあまりできません。
そのような理由で、私も10,000円のお小遣いを渡しています。
ただ靴や洋服が欲しいといった場合、自分で出させたり家計から買ったりと臨機応変です。
どこからどこまでがお小遣い?
家計費?お小遣い?『どこからどこまで』がお小遣いかという範囲。考え方によって全く違ってきますよね。
基本的に、生活に必要なものは家計費からと考えるでしょうか。
でも、価値観はさまざまです。
- 酒・たばこ
- コスメ・美容院代
- 洋服・靴・バック
- めがね・コンタクト
- ランチ代・外食代・お菓子
- 趣味
タバコは完全嗜好品ですが、本人にとってはなくてはならないと感じていますよね。
アルコールが嫌いな人にとって、お酒なんて生活に必要ではないと思います。
1日にビール1本で済む方もいれば、毎日5本飲む方。5本となれば確実に家計を圧迫するでしょう。
女性の化粧品はどうでしょう?1,000円の化粧品もあれば、20,000円の場合もある。
トリートメントは?高額なトリートメントを使わなくて、コンディショナーでもいいだろうと夫は思うでしょう。
1,000円のファンデーションがあるのに、20,000円するものだってありますよね。
タバコが嗜好品なら、高いコスメには不必要な娯楽の意味も含まれていると感じます。
高校生の娘が欲しがっているコスメは、お小遣い?
「高校生にそんな高いものいらないの。化粧しなくたって綺麗なんだから。」と母親は言うでしょう。でもそれは母親の価値観ですよね。
夫のランチ代や付き合いの飲み代がお小遣いの範囲なら、妻のランチ代はなぜ家計費から出ているのか。
主婦はちょっとしたスイーツを家計費から買うのに、子どもはお小遣いの範囲内?子どもは思っているかもしれません…「ママずるい。」
ママは洋服を買っているのに、パパは釣竿を買っているのに、僕はみんなが持っているゲームを買えない…。
このように考えて、お小遣いはどこからどこまでと範囲は決められないのがわかりますね。
家族を円満にする『お小遣い制の定額+α』
お小遣い制をなくし、誰もが好きなだけ使えるのが最善でしょうが、そういうわけにはいきません。
夫婦・家族を円満にするのもっともよい方法は、『お小遣い制の定額+α』です。
自分の価値観で考えるのではなく、相手の立場になって考えることですね。
子どもだって「ここに生まれてきたのだから仕方ない」と、完全に抑えつけるのはよくありません。
俺が働いている金なんだから、おまえは我慢しろと言っている夫と同じになってしまいます。
家族とはいえ別の人間。家族だからつい甘えてしまいがちですが、他人と同じように気遣い思いやる気持ちは絶対必要です。
どこからどこまでがお小遣いの範囲なのかと考えるのではなく、相手はどう考えているのかを考え、自分の気持ちも伝える。
円満な夫婦・家庭は、たとえ苦しい生活でも、お互いを思いやってやりくりをしています。
『絶対小遣い定額制』と決めつけるのではなく、柔軟な考えを持てるようにしたいものですね。
少しでも副業で稼いで、プチ贅沢できるくらいの余裕を作る努力をしましょう。